第一章 1. 受験勉強は子供が、受験対策は親がする

親は子供に言えない

わたしもそうですが、今の親は子供にもっと勉強しろとは言えないのです。クラブ活動で疲れきっている中での家庭での勉強なので、「もっともっと勉強時間を延ばせ」なんて言われても、子供は出来ないのです。 そこで、子供の負担を増やさないで、飛躍的に勉強効率を上げる方法がないか、いろいろ探しました。ところがそんな虫のいい方法はなかなか無く、あったとしても高価であったり、科学的なエビデンスがないものばかりでした。


アリ地獄

私の場合、自分の子どもの成績が思うように上がらないばかりか、徐々に下がってしまったことがありました。まるで自分の子どもがアリ地獄の穴にズリズリと引き込まれていくのに、自分ではどうしようもないような、いやーな感じに襲われたことがしばしばありました。このまま成績が落ちていったら、取り返しがつかなくなってしまうような焦燥感です。しかし、受験は子供がするものなので自分は何もしてあげられないと思っていました。



すごい発見

ところが、ある時、偶然にも脳の前頭前野の働きを上げる方法が見つかったのです。それは、前頭前野の血流を増やすという方法でした。前頭前野の血流が増えると、前頭前野の働きが良くなります。そうなれば、勉強時間を増やすことなく、学習効率が上がるため、子供に今以上の負担(勉強時間を増やすこと)をかけずに子供の成績が上がるのです。
根性で受験に合格する時代から、脳科学を利用してスマートに受験に合格する時代がきたと思いました。


効果の出方

効果の出方には、個人差があります。最初は小さな変化かもしれませんが、脳(前頭前野)の脳血流量が増えると確実に子供が変わります。急に成績を上げる子供もいますが、じっくりと上がっていく子供もいます。
普段から前頭前野の血流を上げるようにしておくと、勉強していない時でも子どもの脳(前頭前野)に血液が多く流れるため、「さあ勉強、いざテスト」という時に脳(前頭前野)は即座に働き始めることができるのです。
これは、自動車がアイドリングしていると素早く発進することができるのと同じです。これは限られた時間内に速やかに脳を働かせなければならない受験生にとって絶対的なアドバンテージ(有利)になります。
冒頭でお話しした中学生の方は、寝る時でさえパジャマのえりあしの部分に、前頭前野の脳血流を上げるアイテムの一つ、合格力シートを貼っていたそうです。まさに理にかなった方法だと思います。

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