第一章 1. 脳の前頭前野が決め手!

県内模試で200位から1位に

有名な脳科学者たちが口々に、『前頭前野の働きを良くしながら勉強すると驚くほど成績があがる!』といっているが、これは本当です。 実際、前頭前野の働きを良くした中学三年生の女の子は、宮城県内の模試で、14,000人中、200番台だったのが、たったの三カ月で1番になりました。彼女が言うには、「前頭前野の働きを良くすると、それまで苦手だった数学が突然解かるようになって、数学の点数が急に上がった。それで一番になることができた。」と…。彼女はそのまま志望校にストレートで入ることができました。 前頭前野の働きを良くすると、このようなことが当たり前に起こります。


最近のトピックス
2021年3月、中学三年生の女子が、「先生のお陰で受験に合格しました」と、わざわざお礼を言いに来た。「1か月足らずの指導で成績はどうなったの?」と聞くと、「急激に上がりました。偏差値も5以上上がりました。」という答えがきた。やっぱり、この受験指導法は間違いなく、多くの受験生に役立つと確信した。

成績が上がる人、上がらない人

勉強しているのに成績がさっぱり上がらないという受験生は少なくありません。一方で勉強した分だけ成績が上がる受験生や、まれに勉強した分以上に成績が上がる受験生もいます。
この違いはいったい、どこから来るのでしょうか。
その答えは脳の前頭前野の働きにあります。脳の前頭前野は、記憶や創造を司る部分で、これは受験にとって最も大切な能力です。勉強する時に前頭前野が30%程度しか働かない受験生と、前頭前野が70%も働く受験生とでは、勉強時間は同じでも学習効果に明らかに大きな差がつくのです。


脳の働きを時速に例えると

脳の前頭前野の働きを仮に時速に例えると、もっとこの違いがはっきりと分かります。時速30kmでしか走れない原付バイクと、時速90km以上で走るポルシェでは、一時間に60km以上の差がついてしまいます。10日間で600km、一か月で18000kmもの差がついてしまいます。
原付バイクがポルシェに引き離されてしまうように、脳の前頭前野を30%しか使えない受験生は、脳を70%以上使うことのできる受験生にどんなことをしても勝てないのです。
脳の前頭前野を70%以上使うことができる受験生に勝つには、自分も脳の前頭前野を70%以上使うようにする必要があります。でも“30%から70%にすぐに上げることなんてできるはずがない”というのが一般的な考え方です。 しかし、比較的短期間で30%から70%へ前頭前野の脳の働きをアップさせようというのが、この方法です。


これからは自分で「考える」ことが重要

これからの受験は以前のセンター試験とは異なり、ただ記憶するだけでなく、覚えたことを基に自分で考えて答えを出していくというようなことが求められます。 ところが、脳の前頭前野が働いていないと「自分で考える」ことが思うように出来ません。脳の前頭前野が働いてこそ、憶えたことを基に自分で考え、対処することが出来るからです。前頭前野の血流を増やすという方法はまさに、受験生が「自分で考える力」を養う最良、最善、最高の方法だといえます。

苦手科目を克服

受験に合格するかどうかは、前頭前野という右脳や左脳が属する脳が良く働くかどうかで決まります。本人の努力や強い意志が重要な事はもちろんですが、それ以上に前頭前野の働きを良くすることが重要です。 というのは前頭前野の働きが良くなると、ひとりでにやる気が出たり、いままでわからなかった問題が急にわかるようになるからです。具体的には、数学が苦手だった中学生の女の子(冒頭の女の子とは違う生徒)は、頭の周囲に溜まる静電気に対する対策をして前頭前野の血流が上がり、苦手だった数学が苦手でなくなりました。さらに数学の勉強を面白く感じるようになったそうです。気づいたら、苦手意識がなくなり、時間も忘れて数学を勉強するようになり、成績が上がったなんてことがしばしば起こります。 したがって、まずは前頭前野の働きをなんとしてでも上げることが大切です。そうすることで数学に限らず、英語や国語、社会、理科の成績が上がりやすくなります。

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